※ お正月の準備、〆飾りについて説明
しめ飾りとは、しめ縄で作ったお飾りの事で、神をまつる神聖な場所である事を示すものとして
飾られます。歳神様を歓迎するためのものです。
新年に門または家の出入り口にしめなわを飾るのは、外から災いが内に入らないようにとの願いが込められています。
新しい年をもたらす歳神様を家へお迎えしてその年の、商売繁盛・身体壮健、家内に災禍なく平穏で
あるようにと祈願して、一年を新しい気持ちで迎えるという日本の伝統文化となっています。
飾りつけはできるだけ12月の27日か28日に行います。というのも、29日は「二重苦」とか「苦立て」と言われ
嫌い、31日では元旦まで1日しか残ってないので、年神様に失礼に当たることから「一夜飾り」と言われ敬遠されます。
昔とは習慣が違ってきているので一概に何日までというのはその地方で違いがあるかも知れませんが、
松の内までと決まっています。松の内というのはふつう、元日から七日まで。古くは一五日までをさします。
◆どんど焼き
「どんど焼き」とは、神社からの授与品や新年を迎える際のお飾りを、御神火によって焼納し無病息災を
祈るおまつりのことです。
各神社によってどんと焼きの日にちが変わりますので確認して下さい。
※ 商品の飾り方について
☆ 玄関用飾り
一般的には、玉〆飾り、間縄、近年はデザインが豊富なリース型のお飾りが出てきています。
玉〆飾り おかめ・裏白・鶴・亀・海老などの縁起の良い物を使ったお飾りです。
間縄 一般的には、玄関や車庫、物置などの出入り口上部に間縄を張り紙垂れを挟み込み
左右に松飾り(男蝶女蝶)を付けた松を取り付けます。紙垂れは、1間(180cm)
当たり5枚付いています。
リース飾り 最近良く見られるようになった、お飾りで、アパートやマンションなど飾りずらい場所にも
飾ることが出来ると言う事が、始まりで色々なデザインや、形違いの物が多く出回って来て、
一般住宅の方にも人気が高まっています。
☆ 神棚用〆飾り
〆飾りについて
ゴボー〆 神棚の大きさより、長さを決めます。飾り方は、一般的に向って右側を太い方にして飾ります。
これは、社殿に向かって右を上位としているからです。(地方によって違うところもあります。)
宝船 北海道では、最も多く使われる神棚用〆飾りです。
飾り方は、神棚の上部中央から下げますが、近年の神棚は、住宅事情により、箱型または、
小さいものが多く上手く飾れないので飾れる所に飾ると良いと思います。
両 〆 真ん中が太く両端が細くなっているもの、紙垂れを付けて飾ります。
その他、サカキ、神酒口、男蝶女蝶につい詳しくは、神棚のまつり方についてで詳しく説明します。
☆ 輪 〆(輪飾り)
色々な物に神が宿るとされている事から考えられます。
(火の神様、水の神様、学業の神様、その他色々)日常生活に欠かせない大切な場所、物、道具に
感謝の心を込めて飾ります。
例・・・・・台所、洗面所、お風呂、トイレ、各部屋、その他お供えの飾る所など
☆ 車用〆飾り
最近は、車の外に飾るものと、中に飾るものがあります。車の外に飾るの物は、車の前に紐などで
取り付けます。くるまの中に飾る物は、色々なデザイン、種類が豊富に出ていて、吸盤で手軽に
付けられるので是非、車を運転される方は、交通安全を願って付けて頂きたいと思います。
☆ 門 松
新年を祝って、家の門口等に立てられる、松竹の飾り。松飾り、門の松とも言う。
近年は、なかなか家の門に飾るのが、難しいため、玄関の入り口や床の間、居間、神棚の所などに
手軽に飾られる事の出来る小さい門松、ミニ門松が出ています。
☆ 神棚とは
神棚はご家庭の繁栄と平和、会社の発展などを願ってお祀りする、ご家庭の小さな神社です。
神社からいただく御神札(お札)は、神棚に安置し、 毎日の生活の感謝の気持ちや願いごとを、
※ 神棚の飾り方
神社をお参りするように、ご自宅にいながらにしてお参りできるご家庭の中心となる場所です。
神棚は、家を新築や転居した時、結婚した時、子供が生まれた時、厄年や家庭内に不幸が絶えない時などに
お祀りすると良いとされています。
また会社の場合は、会社設立時にお祀りします。
新しくされる場合、古い神棚やお札は、神社に納められるとよいでしょう。
☆ 神棚をお祀りする場所
神棚をお祀りする場所は、清潔で、ご家族の集まる場所がよいとされています。
また、
・目線よりも高いところ
・日々のお参りやお供えがしやすいところ
・神棚の上を人が通らないところ
を選び、
神棚の向きは東向きか南向きになるように設置します。
2階建てのお家やマンションなどで神棚の上階を人が通る場所に設置するときは、
神様に失礼となりますので、「雲」「空」「天」などの文字を墨書きした白紙を貼ることをおすすめします。
また、仏壇と同じ部屋にお祀りするときは、神棚とお仏壇が向き合わないように注意してください。
☆ 神棚の設置
もともと神棚を設置する場所がある場合はよいのですが、そのような場所がない場合は、天井近くに棚板を
設置して神棚をお祀りするのが一般的です。また、タンスや本棚などの上にお祀りされても結構です。
その場合、直置きは良くないので、壁に取り付ける時と同様の棚板を用意し、その上にお祀りします。
また、棚板が不要で、直接壁に掛けられる、壁掛けタイプの神棚もございます。